三人の子どもと、気づけなかったこと
私には、3人の子どもがいます。
一人目のときは、「できるだけ可能性の幅を広げてあげたい」と思って、いろいろな習い事を経験させました。
二人目は、お姉ちゃんと一緒に同じ習い事をすることが多く、自然といろいろな経験をしてきました。
そして、三人目。男の子です。
三人目は、上の子たちの習い事についていくことが多くて、気づけば私は、「この子自身は、本当は何をやりたいんだろう」ということを、ちゃんと見てあげられていなかったように思います。
仕事もあった。
家のこともあった。
上の子たちの予定もあった。
「忙しいから」「これ以上増えると大変だから」
理由はいくらでもありました。
でも今振り返ると、それは子どもの事情ではなく、
大人側の事情だったんですよね。
三男の「野球をやりたい」
そんな息子が、小学1年生の頃からずっと言っていたのが、「野球をやりたい」でした。
それでも私は、すぐに「いいよ」と言えませんでした。少年野球と聞いて、最初に頭に浮かんだのは、当番。車出し。送迎。土日の予定。保護者の負担。
「仕事もあるし、私には無理かもしれない」そう思って、何年も踏み出せませんでした。
それでも息子の「野球をやりたい」という気持ちは変わりませんでした。自分で練習する姿も見るようになって、そのとき、やっと思ったんです。
今度こそ、この子の「やりたい」をちゃんと見よう。
そうして、少年野球の世界に入りました。
実際に飛び込んでみて、見えたもの
実際に入ってみると、想像していた通り、大変なこともありました。当番もある。車出しもある。配車や連絡、予定調整もある。運営する側には、外から見ているだけでは分からなかった仕事もたくさんありました。
でも同時に、入る前には知らなかったものも、たくさん見えました。
自分の子どもが卒団したあとも、監督やコーチとして子どもたちに関わり続けている人がいること。自分の子だけではなく、チームの子どもたちみんなを応援している保護者がいること。
できたことを一緒に喜び、失敗したら励まし、必要なときには厳しく伝える。
そこには、親だけではなく、いろいろな大人が一緒になって
子どもを育て、支えていく文化がありました。
私はそれを見て、「これは、なくしてはいけないな」と思いました。